マイナンバーカードを作りたいのに、本人確認書類がない。身分証を作るために身分証が必要だと、困ってしまいますよね。大阪市では、顔写真付きの身分証がなくても、条件を満たす書類2点で本人が受け取れます。
『ハテナのつづき』のナギです。ただし、「写真付きだけがない」と「使える書類が何もない」では進め方が違います。2026年10月24日に確認した公式情報をもとに、大阪市での申請・受け取りを整理しました。
写真付きの身分証がなくても受け取れる
運転免許証もパスポートも持っていない。それだけで、受け取りをあきらめる必要はありません。大阪市の本人受け取りでは、交付通知書とともに、A書類1点またはB書類2点を用意するのが基本です。
| 手元の書類 | 本人が受け取るときの基本 |
|---|---|
| 顔写真付きのA書類がある | A書類1点+交付通知書 |
| A書類はないがB書類がある | B書類2点+交付通知書 |
| B書類が1点しかない | もう1点に使える書類を区役所へ相談 |
| 使えそうな書類が1点もない | 来庁前に住民登録のある区役所へ相談 |
A書類には運転免許証やパスポート、顔写真付きの障害者手帳などがあり、B書類には資格確認書や年金関係の書類、学生証などがあります。「身分証」と聞いて免許証だけを思い浮かべると、使えるものを見落としがちです。写真の有無に加えて、書類の種類にも目を向けてみましょう。
この表は本人が窓口へ行く場合の整理です。家族などが代わりに受け取る場合や、交付通知書もなくしている場合は条件が変わります。同じ「受け取り」でも、必要書類まで同じとは限らないんですね。
家にある書類は「名前のほかに何があるか」で見る
では、何を2点そろえればいいのでしょう。大阪市のB書類は、氏名と住所、または氏名と生年月日が記載されていることが条件です。名前があるだけのカードを2枚集めればよい、という意味ではありません。
| B書類の主な例 | 見るところ |
|---|---|
| 健康保険の資格確認書 | 本人の氏名・住所または生年月日、有効期限 |
| 年金手帳・年金証書・基礎年金番号通知書 | 本人の氏名・住所または生年月日 |
| 学生証・社員証 | 氏名だけでなく住所または生年月日があるか |
| 各種受給者証 | 誰の証明書か、必要な記載があるか |
たとえば、資格確認書と基礎年金番号通知書は、B書類2点として検討できる組み合わせです。資格確認書と学生証でも、それぞれ必要な記載を満たしているかが大切。家族の書類を足して本人の2点にすることはできません。
わたしが先に見るなら、財布の中だけでなく年金関係の郵便物です。基礎年金番号通知書も候補に入るためです。ただし、表は大阪市の例示を絞ったもの。記載が不足する書類や判断に迷うものは、名称を伝えて照会しましょう。有効期限があるものは、その日付もあわせて見ておくと話が進みます。
古い健康保険証ではなく資格確認書を探そう
以前の記事で「保険証と年金手帳で大丈夫」と読んだ人もいるかもしれません。ただ、従来の健康保険証は2025年12月1日で有効期限が終了しています。2026年の準備では、古い保険証をそのまま数に入れないようにしたいところです。
大阪市がB書類に挙げているのは、各種健康保険の資格確認書です。マイナンバーカードを持っていない人などには、加入している医療保険者から交付されます。カードを作る前でも、資格確認書が手元にある可能性はあります。届いた封筒ごと保管している人は、中の書類名を見てみてください。
ここは名前が似ていて迷いやすいところ。「資格情報のお知らせ」を、資格確認書と同じものとして数えないでください。大阪市の訪問型出張申請でも、似た名称のお知らせは使えないと注意があります。表題を省略せず、窓口へ伝えると確実です。
書類が1点しかない・何もないときはどうする?
資格確認書はあるけれど、学生証も年金書類も見つからない。そんな場合は、持っている1点の名前を伝え、お住まいの区役所のマイナンバーカード担当へ相談します。「写真付きがない」だけで話を終えず、手元の状況を具体的に伝えるのがコツです。
本当に何も用意できない場合も、区役所へ事情を説明するところからです。大阪市の公開案内だけでは、書類が0点の人について一律の代替手順までは確認できませんでした。口頭で答えれば必ず受け取れる、といった約束はできません。準備にかかる日数も含め、個別の事情に沿って窓口へ尋ねる必要があります。
- 申請前か、交付通知書が届いた後か
- 手元にある書類の正式名称と記載内容
- 交付通知書の有無と、本人が来庁できるか
電話では「本人確認に使える書類が○○1点だけです。もう1点として何を用意すればよいですか」と聞けば、困りごとが伝わります。紛失したのか、もともと持っていないのかも添えると、準備する書類について相談しやすくなります。
ナギ「何もない」で止まらず、あるものの名前から相談して大丈夫です
スマホで申請できても受け取り時の本人確認は必要
「オンラインで申し込めば、書類なしでカードが届く?」と思いますよね。大阪市の通常のオンライン申請では、交付申請書の二次元バーコードや申請書ID、顔写真データを使います。免許証がないことだけで、申請できないわけではありません。
ただし、申し込みとカードの受け取りは別の手続きです。通常は交付通知書が届いてから、本人が区役所で確認を受けます。スマホで申請が終わったことは、受け取り時に必要な本人確認が済んだことを意味しません。
交付申請書自体がない場合、大阪市は区役所での再発行も案内していますが、そこでも本人確認書類が必要です。申請書も身分証もない人は、窓口へ行く前に両方がないと伝えるのがよさそうです。受け取りの相談と一緒に話せます。二度手間を減らすためにも、申請前から書類の問題を共有しておきたいですね。
交付通知書の紛失と代理受け取りは別の条件
本人確認書類だけでなく、受け取りのはがきも見つからない。大阪市ではA書類がある人は、A書類またはB書類をもう1点追加することで、交付通知書がなくても受け取れます。通常の「A書類1点」とは条件が違います。
一方、B書類しかなく交付通知書もない人は、「2点あるからそのまま行こう」と判断しないでください。まず区役所へ紛失を伝えましょう。通知カード、交付申請書、交付通知書は別の書類なので、どれがないのかを伝えることも大切です。
本人の書類不足を、家族の免許証だけで補うこともできません。代理受け取りは、病気などで本人の来庁が難しいと認められる場合の手続きです。本人と代理人それぞれの確認書類などが必要で、仕事が忙しいという理由だけでは認められません。
外出が難しい場合も書類の相談から始めよう
入院中や施設で生活しているなど、本人が窓口へ行けない事情がある人には、代理受け取りで使う顔写真証明書の仕組みがあります。対象に応じ、病院長や施設長などが所定の様式で証明するもので、誰でも自作して使える書類ではありません。
顔写真証明書は、それ1枚ですべてが済むものでもありません。大阪市では申請者本人の顔写真付きB書類として扱われ、ほかの必要書類と組み合わせます。外出が難しい人は、本人確認書類の不足と来庁の難しさを一緒に相談してください。
写真付きの身分証がなくても、手元の資格確認書や年金書類が次の一歩につながることがあります。2点そろわないときの相談先は、住民登録のある区役所です。書類の名前をメモする。その小さな準備から始めれば、電話で尋ねる内容もはっきりします。





