Siri AIは日本語に対応しています。ただし、iPhone 15 Pro/15 Pro MaxやiPhone 16以降などの対応機種で、iOS 27.2への更新、言語設定、利用開始の操作が必要です。iPhone 15の無印・PlusやiPhone 14シリーズは対象に含まれません。
『ハテナのつづき』のナギです。アップデートしたのに、いつものSiriのまま。そんなときは機種だけでなく、Siri AIが有効になっているかも気になるところです。2026年10月28日に確認したApple公式情報をもとに、設定をたどる順番で整理します。
日本語対応したのは、どのSiri?
Appleは2026年10月26日付の公式発表で、27.2のソフトウェアアップデートによるSiri AIの日本語提供開始を告知しました。日本語版もベータ版です。従来のSiriが日本語を話すこととは、別の話なんですね。
名前が似ていて迷いますが、Appleは「Siri」「Apple Intelligenceを搭載したSiri」「Siri AI」を区別しています。日本語で返事が来るだけでは、Siri AIを使えているかどうかまでは分かりません。
わたしが最初に見たいのは、返事の雰囲気より設定の表示です。「設定」で「Siri」を開くと、Siri AIの利用中はロゴに「beta」と表示されます。Apple Intelligenceをオンにしたことだけで判断しないのがポイントです。
iPhone 15は、Proかどうかで分かれる
「iPhone 15だから使える?」という疑問には、モデル名の最後まで見る必要があります。対応するのはiPhone 15 Proと15 Pro Max。無印のiPhone 15と15 Plusは、Siri AIの対象機種ではありません。
iPhone 16以降のモデルに加え、iPhone Air、iPhone Duoも対応対象です。ただし、機種が対応していても、必要なOSや言語などの条件は別にあります。表は機種として対象かどうかを示したものです。
iPhone 14シリーズ以前も対象に含まれていません。Siriが使えることとSiri AIに対応していることは別なので、非対応機種で設定項目が見つからなくても、それだけで故障と考える必要はありません。
| iPhoneのモデル | Siri AIの機種対応 |
|---|---|
| iPhone 15 Pro/15 Pro Max | 対象 |
| iPhone 15/15 Plus | 対象外 |
| iPhone 16以降のモデル | 対象 |
| iPhone Air/iPhone Duo | 対象 |
| iPhone 14シリーズ以前 | 対象外 |
アップデートは、バージョン番号まで見る
日本語のSiri AIを使うための基準は、今回の提供開始に対応したiOS 27.2です。「更新したはず」でも、実際に入っているバージョンは一度見ておきたいところ。古いOSの更新を入れただけという可能性もあります。
「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」で、インストール済みのバージョンと提供されている更新を確認できます。更新前にはバックアップを取り、電源とWi-Fiに接続して、画面の案内に沿って進めます。
空き容量の不足やVPN・プロキシの接続によって、更新が進まないこともあります。この段階で止まっているなら、Siriの音声設定を何度変えても解決しません。表示されている更新エラーへの対処が先です。
日本語は、本体とSiriの両方に設定する
画面は日本語なのに、Siriだけ英語になっている。以前の設定が残っていると、ここですれ違います。Apple Intelligenceでは、本体とSiriを同じ対応言語に設定する必要があります。日本語で使うなら両方を日本語にそろえます。
本体の言語は「設定」→「一般」→「言語と地域」で確認します。日本語に変更する場合は「言語を追加」から日本語を選び、主に使う言語に指定します。地域を日本にするだけでは、言語の設定を済ませたことにはなりません。
Siriの言語は「設定」→「Siri」→「言語」で変更します。OSによっては入口が「Apple IntelligenceとSiri」です。言語変更後は必要なダウンロードが終わるまで利用できない場合があるので、変更直後の反応だけで失敗と決めなくて大丈夫です。
Siri AIを選んだあとも、待ち時間がある
対応機種でOSと言語をそろえたら、Apple Intelligenceが有効かを確かめ、Siriの設定へ進みます。Appleの開始手順は「設定」→「Siri」から、Siri AIのベータ版を試す項目を選ぶ流れです。英語資料では「Try Siri AI (Beta)」と書かれています。
Siri自体がオフなら、先にオンにします。その後は画面に沿って声を選び、音声の登録やプライバシー設定を進めます。日本語の項目名は実際の画面に従ってください。設定画面の表示はOSによって異なることがあります。
開始手順には順番待ちがあり、待ち時間は一定ではありません。順番が来ると自動でダウンロードが始まります。「何分待てば必ず使える」とは言えないので、待機中かダウンロード中か、画面の状態を見るのが確実です。
ナギアップデートが終わったところと、AIの準備が終わったところは違うんですね
使えない症状ごとに、見る場所を変える
「項目がない」「準備が終わらない」「声に反応しない」は、同じ使えないでも状況が違います。機種・OS・言語・有効化まで済んでいるなら、次はどこで止まっているか。設定を最初からやり直す前に、症状を絞ると手がかりになります。
音声だけ反応しないときは、インターネット接続と「Siri」または「Hey Siri」の聞き取り設定を確認します。音声で呼べなくても、ボタンや文字入力で使える場合があります。回答が画面に出るのに声が聞こえない場合は、応答の読み上げ設定を見る場面です。
再起動してもSiriの項目自体が表示されないときは、VPNの設定も確認対象です。Appleは一部のVPNプロファイルでSiriが許可されない場合を案内しています。勤務先などが管理する設定なら、変更前に管理者へ相談してください。
従来のSiriと、何が変わった?
Siri AIでは自然な会話に加え、メッセージやメールなどの文脈を使って情報を探したり、画面上の内容について質問したりできます。「何かを質問する」だけでなく、手元の情報から作業につなぐ範囲が広がったわけです。
文字で使う入口にも違いがあります。Apple Intelligenceを搭載した従来のSiriでは、設定を有効にして画面下部をダブルタップします。Siri AIでは、画面中央から下へスワイプして「検索または質問」に入力する方法や、Siriアプリを使う方法があります。
とはいえ、すべての機種で細かな機能まで同じではありません。例えば「表現豊かな声」には追加の機種条件があります。Siri AIそのものが使えるのに特定の声や機能が見つからない場合は、その機能の対象条件を個別に見る必要があります。
条件を満たしていても、利用制限はある
2026年10月28日の確認時点で、13歳未満はSiri AIを利用できません。また、一部のサーバ処理を使う機能には1日あたりの使用制限があります。途中まで使えていたのに止まった場合は、エラーや上限を知らせる表示がないかも見てください。
利用できる地域にも条件があります。EUではiPhoneのSiri AIを利用できず、中国本土ではApple Accountの地域設定などによる制約もあります。日本語に設定すれば、購入地域やアカウントの条件まで一律に解決するわけではありません。
原因がつかめないときは、機種名・iOSのバージョン・Siri設定の表示・エラー文を控えてAppleサポートへ。その前の一歩として、「設定」でSiriのロゴに「beta」があるかを見るところから始めると、今使っているSiriを判別できます。





